ナラ・オーク材についての考察と勉強日記

こんにちは、T`s Garage Furnitureのタケアキです、今回はナラ・オーク材について勉強しました

まずオークとは、ブナ科コナラ属(学名:Quercus)の落葉広葉樹です

世界中で数百種類存在し、古くから欧米では床材はもちろん、家具、船舶、ワインやウイスキーの樽など様々な用途に使用されてきました

日本でも住宅や店舗などの床で幅広く使用されており、無垢材といえば「オーク」といっても過言ではありません

今回はオークの特徴や用途、歴史について軽くご紹介いたします

自分も勉強中ですので一緒にどうですか?って感じでこれからもブログにアップしようと思います

 

英語のオークはブナ科のナラ類(コナラ亜属)の落葉樹を指します

しばしばカシ(樫)もオークと訳されることがありますが、厳密に言うと、カシはオークでは無いようです

明治時代の翻訳家が落葉樹のオークを「樫」と誤訳した例があり、現在でも勘違いが続いているとか

ブナ科コナラ属(学名:Quercus)のうち、落葉樹の種群はナラ(楢)、常緑樹の種群はカシ(樫)と呼ばれますが

英語圏ではこの二つは区別をしないようです

ではなぜカシはオークではないのか、それは、ヨーロッパ、北米のいずれにおいても常緑のカシ類が少ないためです

そもそもオークという言葉を使う地域では、ナラしかなかったようです

かつて日本においては広葉樹よりも針葉樹が好まれていたために、明治時代の翻訳家は

「これだけ人気のあるオークと言う木は、あの箸にも棒にもかからん楢の木であるはずがない」と思いこんで「樫の木」と訳してしまったそうです

思い込みって物事を決めるのに最初の方の人が間違えると後が大変、でも色々な事情が重なって生まれていくものですね

 

少しわかりづらいですが、左がナラ材(オーク材)右がカシです

こうやって見比べてみれば少しづつ違いが見えてきます

そしてナラ・オーク材の魅力は丈夫な硬さや天然木らしい木目と色、深みを増す経年変化です

重歩行用としても充分な硬さと耐朽性から、住宅だけではなく、商業空間や公共施設の床材としても幅広く活用されています

また、ナチュラルな雰囲気がありながらも主張しすぎない表情、使い込むほどに味わい深くなる表情で「これぞ本物の無垢材」という良さを感じることができます

節や白太、柾目を横切るように現れる虎斑などが現れるのも、愛すべき本物の個性です

他の木材もまた紹介したいと思います

最後まで読んでいただきありがとうございました

T`s Garage Furniture タケアキ

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